うみらぼの想いに共感していただけるみなさんと共にうみらぼでは、三重県志摩市の英虞湾をフィールドにして、2021年より使われなくなった真珠養殖場跡地の片付けと整備を進めてまいりました。多くの方に支えていただき、第一棟目として2024年4月に海の複合リトリート施設「うみらぼ」がオープンしました。この場所に多様な人が集い、志摩の魅力を楽しみながら、新たなつながりが生まれていく。数年前には青写真でしかなかったものが、ついに形になろうとしています。この場所は、これから英虞湾内に広がっていくうみらぼの、中心となる施設です。そしてその先には、2棟目、3棟目の開発を計画しています。海をテーマにしたスタートアップ企業の研究・実証実験を円滑にするマリンテックラボや、その技術を適用する真珠養殖施設等を船で回遊しながら、志摩を楽しんでいただける仕組みを作っていきます。うみらぼの第2章がここからはじまります!英虞湾内の拠点をつなぎ、志摩の海辺から新たな産業が生まれていくような未来を、本気で実現したい。うみらぼの活動に参画し、「海辺のシリコンバレーモデル(マリンテックバレー)を伊勢志摩からつくる」という夢を一緒に叶えてくださる、オーナー会員を募集します!オープンまでの経緯多くのご支援をいただきながら、廃真珠工場の改修を進めてきました。元々はこんな状況でしたが、敷地周辺の護岸工事を行い、ウッドデッキと建物改修を進めていきました。地元や県外の事業者の皆さん、楽しみながら手伝ってくれるメンバーに助けていただきました。本当にありがとうございます。特別な空間を多様な方々と一緒に作り上げることができました。そして、2024年1月末に建物が完成しました。最後はみんなでキッチン設備を運び入れました。また、うみらぼでは工事と並行して、たくさんのイベントを開催してきました。ゲストをお呼びしてのクロストークや、地域課題をテーマにしたハッカソンを通じて、うみらぼのことを知っていただく機会を作ってきました。イベントをきっかけに新たなつながりが生まれ、うみらぼのコミュニティが少しずつ広がっています。志摩の課題とポテンシャルうみらぼ第2章の展望国内有数のリゾート地である志摩市には、現在も多くの観光客が訪れています。しかし、志摩のリゾートホテルに滞在中の国内外の観光客が、コンテンツを求めて三重県外に移動するという現状もあるようです。また、うみらぼのある英虞湾には、300近くの廃真珠工場が取り残されており、景観上の問題や自然保護の観点から、対処が必要な課題となっています。いわゆる空き家問題なのですが、一見課題に思われる「廃真珠工場が多く残されていること」こそが、志摩のポテンシャルであると考えています。「うみらぼ」1棟目では、私の実家が使用していた廃真珠工場を整理・改修することにより、施設整備を実現しました。うみらぼでは、英虞湾に残された廃真珠工場を活用し、2棟目、3棟目の整備に着手していく予定です。「新しいものをイチから作るのではなく、今あるものと課題を掛け合わせ、地域ならではのコンテンツをつくっていく」といううみらぼのスキームを確立し、志摩の活性化につなげたいと思います。うみらぼオーナー会員の方には、ぜひうみらぼの取り組みを一緒に進めていただきたいです。海辺のソーシャルイノベーションを。うみらぼは、英虞湾内の廃真珠工場を活用して、多様な人が集い、くつろぎ・学び・働き・遊ぶ場所を作っていきます。今後の展望のひとつとして、廃真珠工場をインキュベーション施設に見立てて、海のスタートアップ企業が育つ環境を作りたいと考えています。志摩の特徴や、地域にすでにあるものと、うみらぼの事業を掛け合わせ、新しい技術・新しい産業を生み出し、観光に次ぐ地域の生業を作る計画です。英虞湾の入り組んだ地形や、波がなく穏やかな海は、実験やデータの計測がしやすく、海に関連するスタートアップ企業の事業に適した環境です。この場所を、例えば、船の運転手不足を解決する自動運転や、海中ドローン、海洋プラスチック問題やブルーカーボンに関する取り組みなどの「海での研究・実証実験」をおこなえる、スタートアップ企業が育っていくような環境にしていきたい。そして、志摩の海辺から、海の課題を一つずつ解決していきたいと考えています。また、志摩市では、2016年に当地で行われた先進国首脳会議(サミット)をはじめ、さまざまな国際的な会議が開催されています。これに付随して、ここ数年で、先進技術の展示や観光PRが多く行われるようになりました。技術を持ったスタートアップが日本国内や世界に向けてアピールしていく、その舞台が、すでに志摩にはあります。うみらぼが起こした波を、英虞湾内のスタートアップと共にだんだんと大きくしていけば、さまざまな地域課題の解決にもつながっていくと考えています。うみらぼの仲間になってください2021年に私と父で始めた、廃真珠工場の片付け。4年弱の間でたくさんの方に手伝っていただき、この場所はみるみる様変わりしていきました。「多様な知恵を持ち寄り、社会課題を解決する」「バックグラウンドの異なる様々な人が繋がり、地域にポジティブな変革を起こす場をつくる」うみらぼはこうした理念を掲げて活動を始めました。実際に、地域の内外から様々な人が集まり、理念を実践に移しながら、施設をオープンできるところまで事業を進めてきました。今では、うみらぼは私ひとりの事業ではなく、これまで関わってくださった皆さんの事業になっていると感じています。さまざまな人がつながり、楽しみながら形作ってきたうみらぼの事業を、さらに多くの皆さんの力を借りながら、さらに前へと進めていきたい。そして、ゆくゆくは、海辺のソーシャルイノベーションモデルを伊勢志摩から生み出したい。まだまだ3年弱の活動ですが、そんなことを本気で考えています。メンバーシップへの参加はこちらhttps://note.com/umilabo_iseshima/membership/join